生活はつづく。だからこそ毎日の地味な部分をしっかり見つめて面白くしたい!
星野源さんが書く文章ってとっても面白い!音楽を聴いたりお芝居を観たりはしていたけど、文章は読んだことがありませんでした。
ふと気になって読んでみたら、すごく良かった^^
中でも『そして生活はつづく』というエッセイ集がお気に入りです。
つまらない毎日の生活や、自分のダメな部分を面白がろう
つまらない毎日の生活や、自分のダメな部分を面白がろう。それができたら、自分をもっと好きになれるんじゃないか?といったことがこのエッセイのテーマです。
私の人生のテーマがズバリ書いてあってビックリ。そうそう、私が言いたかったのはこういうことなんだと気がつきました。シンプルなことですが、とっても大切なことだと思うのです。
何があっても生活はつづく
『携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく』
毎日の生活が自分をつくります。「生活」は「自分の根っこ」になる大事な部分。そこから目をそらしたり逃げるたりすることは、自分をないがしろにすることと同じなのです。
「生活を大切にすること」は「自分を大切にすること」、「生活を面白がること」は「自分(の人生)を面白がること」だと思います。
それができたら、自分をもっと好きになれる。自分を好きになれれば周りの人も大切にできるし、もっと上手くやっていけるのでは?そんなふうに思いました。
生活と自分は繋がっているから、できるだけ目を逸らさないようにしていきたいものです。
毎日を面白くするのは自分自身
『黙ってても日常はおもしろくなってはくれない。見つめ直し、向き合って、物事を拡大し新しい解釈を加えて日常を改めて制作していかなきゃならない。毎日をおもしろくするのは自分自身だし、それをやるには必死にならなきゃ何の意味もない。』
毎日(自分の人生)を面白くできるのは自分だけ。自分で作っていくものだ!と私自身も思っていました。
毎日同じことの繰り返しでつまらない。そんな生活でも、視点や考え方を少しを変えたり、見逃していたことに注目したりすることで、その面白さは見つかります。生活はもっとクリエイティブで楽しいものになる!はず
どこに注目してどう行動するかは人によって違って、そこにその人らしさが表れて魅力になるのだと思います。
面倒くさがりの私には「丁寧に暮らす」ことはハードルが高いけど、「暮らしを面白がる」ことならできる!そういった意識を忘れないで生きていきたいです。
まとめ
このエッセイ、予想以上に面白かった^^
著者の頭の中や日常を覗いているかのような語り口。くだらない話(←失礼)があっちこっちに飛んでいって、また戻ってくる。最終的には物事の本質の部分が見えてきて、何度もハッとさせられました。結構深いです。
自分のダメな部分って隠したくなっちゃうもの。でも、それが見えたほうが安心できたり、人間味やその人らしさが見えてくるもの。スキを見せることも大切だなぁと思ったのでした。
大切なことを忘れそうになったとき、また何度も読み返したいと思います。
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